ビデオによる教育の再発見

2004年、当時アメリカヘッジファンドのアナリストとして敏腕をふるっていたサルマン・カーンが、ひょんなことからインドに住む12歳のいとこナディアの家庭教師を引き受けたことがきっかけでした。

地理的に離れた土地に住むいとこに勉強を教えるため試行錯誤の末にカーンが思いついた方法が、なんと「レッスン動画をYouTubeにアップすること」。 ほとんど偶然の産物で行きついた試みでしたが、サルマン・カーンはこの経験から、オンライン教育が秘める“途方もない可能性”に気づいていったのです。